脱毛症の治療方法はいくつかあるようです。

ここでは、実際に私が治療を受けた、薬を処方されたものについて医師または薬剤師から説明があったものを中心に記載します。


外用薬

ステロイド(副腎皮質ホルモン)

塩化カルプロニウム

ミノキシジル

 

ステロイドは炎症を抑制するために用いられます。つまり毛母細胞の攻撃され炎症している箇所を鎮静化させ、脱毛を止めさせるために用いられます。

ステロイドには強さがあるようです。私は初めに行ったクリニックでは強さ“ストロング”を処方されましたが、総合病院では“ベリーストロング”を処方されました。

ちなみに、ステロイドは他の疾患にもよく用いられる薬で、ジェネリックも存在します。ジェネリック(後発品)は先発品と効果が変わらないとされ、先発品より安く提供されますが、成分が全く同じというわけではありません。安いから粗悪品なの?と思われるかもしれませんが、初めに開発した企業は多くの開発費をかけてその薬を作るわけですが、初めに開発した企業が特許でレシピを公開していますので、その後から作り始めた企業はほとんど開発費をかけることなく薬を作ることができるから安いのです。

ただし、ジェネリックを使用して問題が発生した場合は少々お金がかかっても先発品を選択すべきだと思います。もちろん、処方箋が再度必要となりますので、お医者さんに相談してください。私はジェネリックで患部に発疹ができてしまったので、ジェネリックに変更不可の処方箋を再度いただきました。処方された先発品の薬はシャバシャバした質感のもので、後発品の薬はドロッとした質感のものでした。これだけ見ても完全に構成成分が同一でないことがわかります。

ちなみに、ドロッとした質感のものは薬液が垂れてこないので塗りやすいというメリットがありますが、髪の毛についてしまうと髪の毛が束になってしまい脱毛斑が目立ってしまいます。ジェネリックとして処方されたものはこのドロッとしたタイプのものでした。薬局ではジェネリックを希望するかどうか聞かれ、ジェネリックを希望するとした場合、医師が処方した薬とは同じ効果種類であっても違う製品が処方される場合があります。

 

塩化カルプロニウムは、血流を活発にし、発毛を促すために用いられます。

緑色の臭い液体で、フロジンと呼ばれるものです。外出するときにつけてしまうと周りに気づかれてしまうのではないかと心配になるほどのニオイがします。また、お風呂から上がってすぐなど血流が活発になっているときに塗布すると、副作用が出やすくなります。ちなみに私は汗が止まらなくなりました。

 

内服薬

ステロイド

抗アレルギー薬

セファランチン

 

外用と同じくステロイドは炎症を鎮静化するために用いられますが、ムーンフェイス(顔がパンパンになる状態)になってしまうこと、薬の服用を止めてしまうと脱毛が再開してしまうことがあるとのことです。これによる治療は私は勧められませんでした。

抗アレルギー剤(エピナスチン塩酸塩)は最初に行ったクリニックで処方されました。

またセファランチンも免疫の正常化を目的として用いられています。初めて処方された際、セファランチンの薬の説明書きに“白血球減少症に用いられる”と記載してあるのを見てギョッとしたのを覚えています。セファランチンは円形脱毛症以外にも用いられるためそのような説明書きになってしまっているとのことで、円形脱毛症にもよく用いられるお薬のようです。要は免疫機能に作用するお薬です。違う薬局でもらった説明書には免疫機能の増加や抗アレルギー作用があると書かれていましたので安心しました。

 

局所免疫療法(SADBEなど)

 

冷却治療

これは初めに行ったクリニックで行いました。大きい綿棒のようなものを液体窒素にジャボ漬けし、それで脱毛している箇所をなでなでされます。およそ-200℃の液体にジャボ漬けされた綿棒ですから、なでなでされる際はもう少し温度は高くなっているかと思いますが、それでも冷たいです。ちょっと痛痒い感じです。

 

紫外線療法(PUVA)

 

局所ステロイド注射

脱毛斑のある頭部にステロイドを注射にて投与します。

直径5cmの脱毛斑で10回程度刺されたかと思います。正直痛くて回数数えてるどころではなかったので正確な回数は覚えていません。

一度に多くても脱毛斑数個程度の注射です。頭部全体が脱毛しているからといって頭部全体に注射されるのではありません。主に現在脱毛の勢いがある箇所、なかなか生えてこない箇所に注射されます。

ネット上ですごく痛いとの情報がありましたが、確かに痛かったです。でも、私としては歯医者さんでの麻酔の方が痛かったかな、と感じました。

少しでも脱毛を止めたい、早く毛を生やしたいという気持ちが強かったので、喜んで注射してもらっていました。

 

点滴静注ステロイドパルス療法

短期間で多量の薬を投与します。これにより暴走している免疫機能を鎮静化します。

これには最低3日間の入院が必要でした。3日間、一日3時間程度点滴されました。私は副作用等、特に問題はなかったので3日で退院できました。

この点滴により食欲がなくなることがあるようですが、若い人はお腹が空く人もいるとのことでした。ちなみに私はアラサーですが、お腹が空きました。ただし、これはこの治療によるものではなく、病院食のボリュームの問題かと思いますが。

入院中の様子については別途お話しします。


 

どういった治療をしてもらえるかは病院によって異なるようですので、予め問い合わせておくか、担当のお医者さんに相談してみた方が良いと思います。

私自身、初めに通っていたクリニックでは、冷却療法と、外用薬ステロイド外用薬塩化カルプロニウム内服抗アレルギー剤を処方されました。

しかし良くなるどころか悪化し続け、最初に通っていたクリニックではこの他に局所ステロイド注射までしか治療できないとのことで、重症患者には対応できないため、総合病院を紹介されました。

総合病院では静注ステロイドパルス療法を受けました。

また、外用薬ステロイド外用薬塩化カルプロニウム内服セファランチンを常用し、局所ステロイド注射を月1回程度のペースで受けていました。

 

私は医療従事者ではありませんので、詳細についてはご自身の担当の医師、薬剤師に聞いて、確かな情報を得てください。ですからここでは、治療方法にもいろいろな選択肢がある、という情報を得ていただければ結構です。